日本のコロナ対応は何が良くなかったのか
本日は日本政府のコロナ対応は何が間違っていたのかということを書いていきたいと思います。
大型クルーズ船ダイヤモンドプリンセスの対応
この大型船では700人以上の集団感染(クラスター)が起きました。
この大型船の日本政府の対応のどこがいけなかったかというと大きい理由はこの2つだと考えます。
- 船から下船させ、ホテル等で隔離せず船内隔離を行ったこと
- 国会でのダイヤモンドプリンセスの対応等を巡る話し合いが早急に行われなかったこと
まず当初は政府の危機感が非常に薄く「体調不良を訴えている人の検査が陰性であれば、船全体を陰性とみなせるようだ」と話していたこともあきらかになりました。
そして当初は体調が良好な乗客の下船は認める方向でいました。
「クルーズ船内の感染はそこまで広がらないだろう」という期待を持っていた日本政府でしたが、事態は政府の考えとは真逆の方向に進んでいきました。
厚労省は横浜港にクルーズ船が停泊し始めた2月3日からウイルス検査等を行いました。
そして2日後の5日に出た最初の結果に政府内に衝撃が走りました。31人を検査したところ、なんと10人に陽性反応が出ました。
ここからどんどん検査し、どんどん陽性者が出ました。
その一方でクルーズ船内で次々とコロナウイルス感染者がでていた2月11日の国会ではこんな話し合いが行われていました。
辻元清美議員「総理、鯛は頭から腐るという言葉をご存知ですか?」
安部総理 「意味のない質問だよ。」
辻元清美議員「今意味のない質問だよって言ったの誰?」
このような議論が行われていて、コロナ対策の議論がこの日は全くできませんでした。これもクルーズ船対応が遅れた原因の1つと考えます。
「緊急事態宣言を出すのが遅すぎた」「緊急事態宣言の効力が弱い」
まず安部総理が7都道府県に緊急事態宣言を出したのが4月7日です。
4月7日の国内のコロナ感染者数は既に3906人もいました。そのタイミングで出したので遅すぎるなと思いました。
しかも全国一斉に緊急事態宣言を出したのはなんと16日です。遅すぎると皆さん思いませんか?
私的には3月の3週目位に緊急事態宣言を出した方が良かったと思います。
しかもこの緊急事態宣言を出して何が変わるかというと「休業要請が出せる」「不要不急の外出自粛を各都道府県知事が呼びかけるようになれる」等です。他にも色々有りますが大きく変わる点はこの2つです。
感想
緊急事態宣言を出しても従わないパチンコ店などがあると緊急事態宣言を出した意味がありません。皆さんで頑張ってこの危機を乗り越えましょう。